鉱物油とは?

鉱物油は石油を原料として合成・精製された油成分のことを言い、英語で表現すると「mineral oil(ミネラルオイル)」です。
このミネラルとは、栄養素としてのミネラルではなく単純に「鉱物」という事をさしています。
化粧品に表示される主な成分名としては「ミネラルオイル」「ワセリン」「パラフィン」等があります。
そもそも石油は石炭や琥珀と同じように、太古の成分が長い時間をかけて地下で変化したもので、自然由来のものとなっています。
化粧品に使用されている鉱物油は高度に精製されており、十分な安全性のチェックがされています。
化粧品では「ワセリン」が代表的な成分ですが、この成分は不純物が含まれておらず酸化もしない為、肌への刺激が少なく、医療でも多く使われています。
鉱物油は肌によくないってホント?鉱物油のメリットとデメリット

デメリット
● 肌のバリア機能を低下させる可能性
● 乾燥肌・敏感肌が改善されない
● クレンジングでも落ちにくい
● 毛穴つまりの原因
肌表面に膜を作り常に油分がかぶさっている状態が続くと、肌は「油分が足りている」と判断してしまい、自分で皮脂を作る力が弱くなります。
これでは乾燥が改善されず、皮脂が少なくなると肌の水分をキープできなくなるため、乾燥肌・敏感肌の方にとっては悪影響になる場合があります。
また肌に密着するので、洗浄力が高いクレンジングでないと肌に残ってしまい、毛穴つまりの原因になることも。
さらに洗浄力が高いクレンジングを使うことも乾燥が進む原因になるので、乾燥肌にも繋がってしまいます。
メリット
● 肌の水分をキープする
● 水分の蒸発を防ぐ
表現は似ていますが、ポイントは
化粧水や乳液は、肌の保湿。ベビーオイルやワセリンは、肌の保護。というイメージ。
肌の内部(角質層)に水分を補給することを保湿と言いますが、鉱物油がメインのアイテムは主に肌の保護です。
鉱物油の作用は、肌の水分状態をキープし、水分の蒸発を防ぐ効果があります。
ベビーオイルやワセリンを塗るとべたつきを感じ保湿されているように感じることがありますが、水分が補給されたわけではないので注意が必要です。
もし、ベビーオイルやワセリンのようなミネラルオイルメインの化粧品を長期的に使い続けている場合は、それが乾燥肌の原因になっている場合もあります。
鉱物油が肌に及ぼす影響

鉱物油を使うと肌トラブルを引き起こすと懸念されるようになった原因の1つは、「油焼けをおこしてしまう可能性がある」ということからです。
これは鉱物油を肌に塗ると紫外線の影響を受けやすくなり、色素沈着の原因になると言われていたためです。
しかし1970年代までは鉱物油の精製技術がまだまだ発達しておらず、鉱物油が直接の原因ではなくそこに含まれる不純物が原因ということが判明していなく不純物が混ざった状態の鉱物油が市場に出回ったため、肌に悪影響が出てしまったと考えられます。
現在では、精製技術も非常に高くなり検査基準も高くなりましたのでその心配はなくなりました。
鉱物油フリーってどうやって見分けたらいいの?
鉱物油フリーと表示がある以外にも、成分表示に下記の成分の記載がないかを確認しましょう!
● ミネラルオイル
● ワセリン
● セレシン
● マイクロクリスタルンワックス
● モンタンロウ
● パラフィン
● 流動パラフィン など
上記の成分名が入っていると、鉱物油が配合されているということになります。
現代では安全性は認められていますが、落ちにくく肌に負担をかけてしまうところに懸念があるようです。
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