ペンチレングリコールとは
ペンチレングリコールは、殺菌剤として多くの化粧品に使われている成分で、赤ちゃん向け製品にも使われるなど、肌にやさしいことで知られています。特徴的なポイントが、製品化にあたり低濃度化させた場合も強い抗菌性を維持できることです。
また、水分を取り込む性質がある事で保湿作用を持ち、更にべたつきなくさらっとした使用感があることも特徴です。
グリセリンと似た保湿成分で、化粧水や美容液、エイジングケア化粧品など、古くからさまざまな化粧品の基本成分として使われており、保湿力に加えて多価アルコールの1種で、強い抗菌作用を持つ成分であり、防腐剤の配合量を減らすために使われます。
ペンチレングリコールは、基礎化粧品だけでなく、メイク用品などさまざまなスキンケアアイテムに用いられ、とても汎用性の高い成分なのです!

ペンチレングリコールの効果
赤ちゃんにも使える抗菌効果
ペンチレングリコールが持つ1番の強みは抗菌効果の高さです。製品流通後の防腐剤・製造中の殺菌剤として使われることが多く、低濃度でも高い効果を発揮します!
汎用性が高い成分で、肌にも優しいので、赤ちゃん向けのスキンケア化粧品にも殺菌剤として用いられるケースが増えてきています。
とくに効果を発揮するのが、グラム陰性菌に対する抑制力です。グラム陰性菌とは、循環系に侵入した場合に発熱や呼吸促迫などの症状を引き起こす可能性がある危険な細菌であり、炎症を引き起こす可能性もあるため、幼児期にとっては大敵となります。
同じ多価アルコールでも、グリセリンやエリスリトールにはグラム陰性菌の抑制効果が認められていません。
それに対してペンチレングリコールは、4%以上の濃度で使用した場合に抑制効果が認められるという研究結果があり、殺菌剤としての能力の高さが証明されています。
また、防腐剤としてパラベンの使用量を減らせる化粧品成分として、パラベンといっしょに配合する事が多い化粧品成分です。
べたつかずさらっとした保湿効果
ペンチレングリコールは殺菌剤としてだけではなく、保湿剤として使用されることも多い成分です。保湿をメインとする成分と比較すると効果は下がりますが、殺菌性と保湿性を兼ねた成分として重宝されており、乳液や保湿クリームに含まれることもあります。
べたつきがなく、あっさりした使用感を持っており、グリセリンのような油っぽさが少ないのも特徴です。
そのため、使用した際に違和感を覚えにくいという強みがあり、赤ちゃんが嫌がりにくい保湿剤としても優秀な成分です。
ペンチレングリコールは、保湿によって乾燥肌の予防や改善に効果を発揮する化粧品の基本成分の1つです。
乾燥肌対策によって、ターンオーバーやバリア機能を正常化し、肌のキメを整えます。
そして、アンチエイジング効果もあり肌の乾燥で目立つほうれい線、小じわ、くすみ、毛穴の黒ずみなどを予防します。
具体的にどんなものに配合されてるの?
ペンチレングリコールはさまざまな化粧品に配合されます。
最近では、クレンジング料、洗顔料、保湿化粧水、乳液、保湿美容液、保湿クリーム、フェイスマスク、ハンドクリーム、日焼け止め、ファンデーションやパウダーといった幅広いコスメに利用されるようになりました。
また、上記に記載したようにエイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などでは特に目にするかもしれません。

医薬部外品にも配合
ぺンチレングリコールは、化粧品配合時に使用する際の名称であり、医薬部外品、医薬品に使用される場合は、1,2-ペンタンジオールと表示されています。
ペンチレングリコールは、グリセリン、PG、などと同様の多価アルコールに属しており、多くの化粧品の代表的な成分として配合されています。
医薬部外品では、美白化粧水や美白美容液などの美白ケア用品、薬用の頭皮ケア用品、BBクリーム、フェイスパックなどに配合されています。
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はじめてのエイジングケアを考える20代後半を迎えた女子のためのスキンケアコスメ。毛穴レスなハリぷるモチ肌をつくりつづける、成分や設計にこだわった一歩先のスキンケアがfift マーメイドウォーターです。成分と配合にこだわり、ペンチレングリコールも使用しています。
肌は日々、様々な要因でダメージを蓄積しています。
さらに、20代半ばからは、美肌成分の体内生成量は減少していき、年齢とともに、たるみや、しわ、くすみ、肌の水分不足など、様々な問題が気になるようになってきます。
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