プラセンタとは?
プラセンタを配合した美容ドリンクやサプリメント、化粧品などが近年続々と登場しています。
プラセンタとは、ブタ、ウマなどの動物の胎盤から抽出される成分で赤ちゃんのへその緒と繋がっており、胎児の成長を促すために必要な栄養や酸素を送る役割を持っています。そのため、プラセンタには豊富な栄養成分が含まれ、生物を形成するために必要な様々な栄養が含まれています。
そこで、このプラセンタの成分に着目して美容系商品やサプリメントなどに活用されています。
今回はそんなプラセンタについて少し詳しくご紹介致します。
まず気になる!プラセンタの美容効果について
プラセンタの美容効果は古くから知られており、エジプトの女王クレオパトラやフランスの王妃マリーアントワーネットなどが使っていたと言われるほど昔から着目されています。
そこでプラセンタの美容効果について簡単にまとめてみました。
プラセンタの保湿力
肌が乾燥して潤いがなくなると、シワができやすくハリのない肌になってしまいます。プラセンタにはアミノ酸や、成長因子が多く含まれており、肌の角質の水分を保持し、肌から水分が蒸発して乾燥するのを防ぎ、お肌の保湿力をアップさせる働きがあります。
プラセンタの抗酸化作用
プラセンタには活性酸素を除去する作用があり、強力な抗酸化作用が期待できます。
皆さんは「へその緒」という言葉を聞いたことがありますか??
赤ちゃんが産まれた時にお母さんと繋がっていた証としてよくご自宅に保管されていると思います。
そのへその緒はプラセンタから赤ちゃんがお腹の中で生活していくための栄養分や酸素をお母さんから受け取る役目をしています。
しかしこの「へその緒」は人間の体の一部なのですが、なぜ腐ることはないのでしょうか?
それはへその緒には強力な抗酸化作用があり、酸化を防いでいるからといわれています。
この抗酸化作用を持っているのがプラセンタといわれています。
プランタの血行促進能力
プラセンタには、血流を促進する働きがあり、顔や体の血行が良い状態に導き、皮膚細胞に栄養や酸素が行きわたる様にし細胞が生まれ変わるターンオーバーを促進してくれることが期待できます。
プラセンタの種類について
美容分野でのプラセンタの種類には「動物性プラセンタ」が一般的となっていますが、最近では「植物性プラセンタ」や「海洋性プラセンタ」なども販売されています。
各プラセンタの詳細について調べてみました。
動物性プラセンタの種類
豚プラセンタについて
豚は一度に10頭前後を出産する多胎で、他の動物と比べて胎盤を大量に取ることができるので、プラセンタの中で最も多く使われています。
豚プラセンタには臨床試験による美容、アンチエイジング、強壮エビデンスやビトロ試験による美容、アンチエイジングエビデンスも豊富に存在しています。
豚プラセンタを使用した商品にはカプセルなど固形剤用の粉末原料、ドリンク、ゼリーなど液剤用の液体原料などがあります。
馬プラセンタについて
馬プラセンタはその他のプラセンタに比べてアミノ酸含有量が多いのが特長です。
馬は豚のように多胎ではないため希少価値が高く、豚プラセンタに比べて高値で取引されています。また、馬プラセンタはサラブレッドの胎盤から採取されることが多いのも特徴です。
馬プラセンタは豚プラセンタに比べてアミノ酸量が300倍、さらに豚プラセンタにはないアミノ酸も含んでいます。
馬プラセンタも豚プラセンタと同様に、カプセルなど固形剤用の粉末原料などの商品があります。
その他のプラセンタの種類
植物性プラセンタについて
基本的に植物に胎盤は存在しません。
しかし、プラセンタと似た働きをする、発芽が起きる部分「胎座」から抽出した物を「植物性プラセンタ」と呼んでいます。
植物性プラセンタには動物性プラセンタと同じようにアミノ酸やミネラル、ビタミンなどの栄養素は含まれていますが、成長因子は含まれていないので注意が必要です。一方で成長因子は人の体内で生成されますので、植物性プラセンタでもプラセンタの効果は期待出来ると考えられています。
海洋性プラセンタについて
こちらも植物性プラセンタと同様に魚類にも胎盤は存在しないため、魚卵を包んでいる「卵巣膜」から抽出した物を「海洋性プラセンタ」と呼んでいます。
卵を育てるために必要なアミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの栄養成分が含まれていますが、成長因子は含まれていないので注意が必要です。
プラセンタのまとめ
プラセンタを使った美容ドリンクやサプリメント、化粧品は、多く販売されているため、美容や健康を考えたセルフケアとして手軽に活用することができます。
またプラセンタは生物が成長するまでを支える役割を持っており、生物が卵から成長し、その姿を形成するまでの成分を補完している臓器といえます。
そんなプラセンタは、秦の始皇帝が不老不死の妙薬のひとつに用いたといわれており、唐の時代には漢方医学書「本草拾遺」の中でも紹介されています。
また明の時代には「本草網目」にて「紫河車」の名前で紹介され肉体的及び精神的な疲れや衰えに対して効用のある滋養強壮の漢方薬として珍重されていたことがわかります。
日本でも江戸時代に加賀の3大秘薬のひとつといわれた「混元丹」にプラセンタが含まれていました。
エジプトの女王クレオパトラやフランスのマリー・アントワネットは若返り、美容の目的でプラセンタを利用していたといわれます。
プラセンタ原液は医療現場でも使用されており、その効果に期待されている成分です。
このように様々な効果が期待されるプラセンタ。
気になっているかたは是非一度試してみては??
※何事にも効果を実感するには継続が必要ですのでまずは3カ月ほどお試しするのがオススメかも!?